こんにちは、講師の西ヶ谷です。
今回は、質問をいただいた「アコギにエレキ弦を張っても良いの?」についてお話します。
アコギにエレキ弦を張っても良いの?
色々省いて結果だけ言うと、
オッケーです!
やったー!
よっしゃー!
アコギの弦とエレキの弦の違いとは
分かりやすいところから、色が違いますね。
エレキはシルバー、アコギはゴールドとたまに見かける赤っぽい色の弦(高い弦)
1弦 2弦 3弦 4弦 5弦 6弦
エレキ 010 013 017 026 036 046
アコギ 010 014 023 030 039 047
そして!太さが違います。
1弦が両方とも010から始めても、こんなに差があります。特に3弦の違いに注目してほしい!
なぜここまで3弦の太さに違いがあるのかというと、エレキギターは3弦かプレーン弦(ツルツルしてる弦)に対して、アコギの3弦はワウンド弦(ツルツルしてない)になってます。
弦は、太いほど倍音が豊かでよく響くようになります。アコギは基本的に生楽器として存在しているので、少しでも大きな音が出るようにエレキギターとここまで太さが違います。
次に‼素材が違います。
エレキギター弦の中でお求め安い価格のものは、ニッケルが使われております。
一方アコギは、ワウンド弦部分に銅(=ブロンズ)が使用されていおります。
それでは、アコギにエレキ弦を張った時に、どのようなメリットがありどのようなデメリットが襲ってくるか。
メリットとしては、弦が細いから押さえやすい。指が痛くなりにくい。チョーキングもできちゃう!
では、デメリットは。
弦が細いから、音にガッツが無い。
(またガッツって言ってる。。。)
アコギ本体が、細い弦を張る想定で作っていないのでアコギが逆反りを起こすかもしれれません。
アコギ専用の弦に戻した時に、左手が鍛えられていないから押さえにくい。
では、混ぜたら?
これは、アンプを通さずに演奏すれば同じただの弦なのですが、実はエレキとアコギで更なる違いが!
エレキギターは、アンプを通して演奏しますよね。そして、アンプに音を伝達するパーツ、ピックアップ!
先ほど、素材に違いがあると言いましたね。
ニッケルは、ブロンズより磁力を帯びる性質が高いのです。ピックアップは磁石でできているので、やはりエレキギター用に作られた弦の方が音を伝えやすいのです。
アンプで鳴らしたときに、アコギ弦を張っている場所はほんのり音が小さくなる!らしい!
うーん、アコギを始めたばかりの方は、意外にもエレキ弦の方が良いかもしれない。
そんなわけで、教室内のアコギにエレキ弦を張ってみました。
興味がありましたら、探し出して弾いてみてください!
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