こんにちは、講師の西ケ谷です。
今回はちびっ子からの質問「ギターを燃やしてる人を動画で見ましたが、燃やしてもいいんですか?」についてお話します。動画はこちら。
ギターは燃やしても良いんですか?
質問の答えは、燃やしちゃダメです!
消防法などに抵触することと、周りの機材、スタッフの安全を考えたら勘弁してください。
何より楽器は大切にしよう!
しかし、なぜジミ・ヘンドリクスはギターを燃やしたのでしょうか。
ジミヘンのパフォーマンス
ギターを燃やすパフォーマンスで一番有名なのは、1967年、モンタレーポップフェスティバルでのジミ・ヘンドリクスのパフォーマンスの映像だと思います。
ギターを燃やすという過激な芸風になった経緯は、彼は本気で売れようとしていたんですね。
アメリカで生まれて、めちゃくちゃギターが上手いけどアメリカで黒人は受け入れられ難い。それでイギリスに乗り込みます。
当時ここまで考えてたミュージシャンも多くなかったのではないでしょうか。
ギターが上手いだけじゃダメだ!
パフォーマンスを派手にするんだ!
ってことで歯で弾いたり、ギターを背中に乗せて弾いたりするパフォーマンスを生み出します。
過激なパフォーマンスに拍車が掛かって行く中、あるライブの楽屋にて、スタッフやメンバーと話してたら「ジミがギターに火を点けたらどうなるだろうねww」
と言った誰かの言葉を聞き、
なにそれ…。めちゃくちゃ良いじゃん…。
と思ったそうです。
そこでスタッフにジッポライターを買いに走らせて、ギターを燃やすパフォーマンスが生まれたそうです。
飽くなきパフォーマンスへの探求!ギターが上手いだけではロックの神様になれなかったんですね。(めっちゃくちゃ上手いのに!)
みんなに楽しんでもらいたいのを、最大限に考えた結果がギターを燃やすというパフォーマンスにたどり着いたということです。
ライブが初めて、2回くらいの方も演奏の練習ばかりしてないで、聞いてくれる方たちがどんなことをすれば喜んでくれるかを考える作戦会議をしてみましょう!
ただ演奏するだけなら家でやれば良い!
今回ジミ・ヘンドリクスの話をしましたが都市伝説的にいろいろな説があります。
例えばギターを燃やしたのは黒魔術に傾倒していたから!とか、ギターを燃やす予定は無く、ギターを壊すパフォーマンスを準備してたら、出番がひとつ前のザ・フーがギターを壊すパフォーマンスをやっちゃって急遽燃やしたとか、実はギター燃やす練習してたところを目撃されてた!とか。
楽器は大切にしよう!パフォーマンスは派手にしよう!
最後に、ギターを大切にする藤木先生でお別れです。
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