【Q&A】ギターのネックって反っちゃうんですか?

西ケ谷
西ケ谷

こんにちは、講師の西ケ谷です。

今回はギターのネックについてお話しします。

ギターを弾いてると、「何か弾きにくくなった気がする」「コードを抑えるのが大変になった」「音が異常にペチペチする」などの症状になったことはありませんか?

奥さん、それネックが反ってるからかもしれませんよ。

 

ネックは反るもの

 

ネックが反るとはどういうことか?

皆さんのギターは常に弦を張ってある状態だと思います。

その状態って、体で例えるとヤンキーにずーっと髪を掴まれて、頭を押さえつけられてる状態です。

そのくらい、ギターのネックには負担が毎日かかってます。

ギターは木でできているので、湿気や乾燥でも状態が変わってきます。

 

チェックしてみよう

まずチェックしたいところは、ネックがどんな状態か。

写真のように、ネックを真上から見て、上か下かに曲がっていたらアウトです。完全にイッてます。

この時、ネックの真ん中がヘコむ様に見えたら順反り、膨らむ様に見えたら逆反りです。

横から見た写真で、右に曲がっていたら順反り、左に曲がっていたら逆反りです。

症状としては主に、順反りだと「何か弾きにくくなった気がする」

逆反りだと、「音が異常にペチペチする」が主に該当します。

 

ネックの反りを治してみよう

治し方は!

まず、弦をダルンダルンに緩めます。

そこから、エレキギターだと大体ヘッドにプラスチックのカバーが付いてますね。

そこを開けると、こんな穴が出てきます。

こいつはトラスロッドという名前で、こいつを写真の六角レンチで回します。

このレンチは、楽器を買った時に付属しているアイテムです。メーカーによっては専用のものがあるので気をつけてください。

そして、順反りの場合は時計回りに。逆反りの場合は反時計回りに回してください。

この時、グルングルン回さない様に!ネックを見ながら少しずつ回してください。

回しすぎるとネックが割れてしまいます!調整は少しずつ、丁寧に!

ギターによっては、このトラスロッドがヘッド側ではなく、ボディ側に付いてるものがあります。

ギターの弦を元に戻して弾いてみて、まだ気になるようでしたら再度調整を繰り返していきます。

ネックは真っ直ぐのようだけど、何か弾きにくい時は、また別の部分を弄る必要があるかもしれませんね。

その話はまた別の機会に。

 

おわりに

さて、ネックの反りについてお話してみました。

できるだけ、自分の力でメンテナンスができると、より楽器の仕組みや演奏の事が分かってきます。

どうしようもない時は、先生に相談したり楽器屋さんに行きましょう!

 

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